爪の周りをボロボロにしてしまう自傷性皮膚症

自傷性皮膚症の対象は、爪だけではありません。体中のありとあらゆる部分が対象となります。共通していえるのは、触れる場所ということ。体を覆っている皮膚は、自分で触ることのできる唯一の器官です。

爪は自傷性皮膚症でよく対象となる部位ですが、その爪の周りも自傷性皮膚症の対象となることが少なくありません。手で触りやすく、指先の皮膚は案外厚みがあるので、少々の刺激なら耐えられるところです。

私の場合、まさにこのタイプの自傷性皮膚症なのですが、何かの拍子にちょっとした引っ掛かりができると、それが無性に取りたくなってしまいます。すでに爪の周りがボロボロになっている私は、むしとりたい場所がたくさんです。

これが病気だと分かってから、やめた方がいいと強く意識するようになりましたが…ついとっちゃうのね。血が出ることもあるし、水がしみるときも。ハンドソープやシャンプーなんかはほんとに痛く、毎回後悔します。次こそはやめようと。

爪の周りのボロボロになった皮膚は、他の人に見られると結構恥ずかしいもので。落ち着いているときは、指先が荒れているのねという程度に見られますが、自分でもやりすぎちゃったなって思っているようなときは、あまりのひどさに声をかけてもらえないように感じます。
それでもやめられない。中毒性が強く、そういう意味では数々の依存症と似ているなと思います。

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