自傷性皮膚症の症状

爪の周りの皮をむいてしまい、ボロボロになってしまうことがあっても、自分で自傷行為をしているつもりはありませんでした。誰でも持っている癖の一つだと思っていましたから。他の人に指摘され、治そうとしても治せないと分かって、「あれ?おかしいな」という具合です。もしかしたら、私と同じように病に気づかない人もいるのかも…ということで、自傷性皮膚症の症状をまとめてみました。

○身体をかきむしる

かきむしる場所は、腕、頭、顔など触れられるところはどこでも。お腹や背中など、普通は服を着ていて届かないようなところも、服をまくってまでかきむしってしまいます。

○かさぶたをとる

かさぶたができてはとってしまうので、いつまでたっても治りません。場合によっては次第に傷が深くなってしまうことも。

○皮を剥く

皮を剥いてしまうのは代表的な症状です。とれた皮を大切にしたり、口に入れたりする傾向も認められます。爪の周りや唇などが多い。

○噛む

歯を口に当てる程度ではなく、歯型がつき血がにじんだり内出血するまで噛んでしまいます。中には肉が出るまでやってしまう人も。

○物で肌を傷つける

ピンセットやカッター、はさみ、針などを使って、身体を傷つけてしまいます。通常は爪でやるのですが、物を使ってしまうこともあるのですね。ただし、むしる・ひっかくというのがポイントなので、リストカットとはちょっと違います。

自傷性皮膚症のポイントは、異常なまでに皮膚を傷つける、それを繰り返す、繰り返し傷つけられるため病変となってしまっているということ。そして、やめたいのにやめられないこと。

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