自傷性皮膚症とは

自分が自傷性皮膚症とわかった今、周りをみていて不思議に思うところもある。
「みんなのそれは、自傷性皮膚症じゃないのかな?」
ちょっと手持ち無沙汰になった時、爪を噛んだり、かさぶたをとったりすることは、誰でもやっているようにみえるから。

自分のは、どう見ても「癖」の範疇に収まらない。
みんなのは、ちょっと一瞬いじる程度でひどくなるまでやったりしない。

ほとんどの人は、
自分の癖だと思っていると思います。じゃあ、癖と自分含め自傷性皮膚症の人の違いはどこにあるのかな…。

ただの癖という人は、かさぶたをとったり、指の皮をむいたりしてしまっても、「これ以上やったらいけない」と自制が働く。けれど、自傷性皮膚症に至ってしまう人は、なかなかやめられない。

肌が傷ついて血が出たり痕がついたりして後悔するけれど、やっぱり気がつけばまたしている。ただの癖がエスカレートし、一線を越えてしまうのを自傷性皮膚症というそうです。

漢字で書くと何だか怖いもののようですが、英語で書くとCompulsive Skin Picking。
漢字で「自傷」と書かれるよりちょっとまろやかになった気もしますが、重い病には略語で呼ばれるものもあるし、別の不安が出てこなくもない…。

私は爪でひたすら指の皮をむいてしまうんだけど、歯や口を使う人もいる。中にはピンセットや刃物といった道具を使うつわものも。とにかくやっている最中は心地よい、というか、多分、そのことに集中することができて落ち着く、と言った方がいいかもしれない。私はそんな感じ。
同じ悩みを持つ人にしか、この感覚は分からないと思います。

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